「高校生向け!」奨学金はいつ探す?→A. なるべく早い時期!
この記事では、「高校生は奨学金をいつ探すべきか?」について解説します。
奨学金ははやめに探そう!
これまでの記事で、奨学金の探し方を解説しました。
それでは、奨学金はいつ調べるのが良いのでしょうか?
答えはなるべく早くです。
早め早めに調べることで、奨学金を獲得するために必要なことがわかり、とるべき戦略が見えてきます。
1. 高校生の場合
高校生の場合、志望する大学に通うことを想定しながら戦略を立てます。
まずは進学に必要な費用を概算します。そうすることで、必要な奨学金の額が見えてきます。
費目は、学費・生活費・やりたいことに必要なお金です。
2. 学費
学費は大学のHPに載っています。この時、特待生や、授業料減免制度、大学独自の奨学金制度にも目を通しましょう。
進学に必要な費用を捻出するのが難しくとも、これらの制度を利用することで進学が可能になる場合もあります。
また、これらの制度に採用されるには、大学内で優秀な成績を収める必要があります。
自分の学力を客観的に評価し、大学の奨学制度の枠を勝ち取れるかどうかを考えることも、志望校を選定するにあたって重要です。
3. 生活費
生活費は自宅から通うのか、一人暮らしをするのかで大きく変わります。
私は安いボロアパートに住んで騒音トラブルに悩まされたので、あまり家賃はケチらない方が良いかと思います。
実家暮らしなら、生活費は通学費用のみでしょう。交際費は「やりたいことに必要なお金」に計上します。
一人暮らしなら、家賃、引っ越し費用(敷金礼金などの入居費・退去費を含む)、水道光熱費、インターネット料金、家具購入&処分費用、通学費用、食費、消耗品費を計上すると良いと思います。
地域により生活費は変わるので、志望する大学の地域の相場を使用してください。
4. やりたいことに必要なお金
大学に入学した後は、どんなことに挑戦したいですか?
友達と遊びたい、デートに行きたい、旅行に行きたい、英語力を向上させたい、留学したい、プログラミングに挑戦したい、インターンシップでビジネスの世界を体験したい、時間がある時に運転免許を取得したい etc...
いろいろあると思います。こうしたことを考えると、自分が今後どう生きていきたいのかがわかり、「自分の軸」が見えてきます。
やりたいことを全部やるには、時間もお金も足りないと思います。
そこで、どれだけの時間とお金を自由に使うことができるのか、ざっくり考えることをお勧めします。
大学のHPには、時間割の例が掲載されているので、これを参考に自由時間を概算しましょう。
「やりたいことに必要なお金」は、奨学金で賄う以外は、アルバイトをする人がほとんどだと思います。
自分がアルバイトするならどんな仕事か、時給はいくらか、何時間働くことができるか、通勤時間はどれくらいかなどを考えると、大学生活がなんとなく見えてくると思います。
自分が自由に使えるお金をアルバイトで稼ごうとすると、アルバイトは時間の切り売りなので、自由に使える時間がどんどん少なくなると思います。
自分のやりたいことと、それにかかる時間と金額をリストアップして予算を組み、学業に支障の無い範囲でアルバイトをしつつ、奨学金を獲得してやりたいことを謳歌しましょう!
5. 奨学金の獲得のために、成績を向上させる!
ここまでで、学費+生活費+やりたいことに必要なお金を概算し、大学進学に必要なお金がはっきり見えてきたと思います。
こんなに考えた皆さんなら、「大学でやりたいこと」もある程度はっきりしてきたと思います。
「大学でやりたいこと」こそが、奨学金の獲得に重要です!
大学の奨学金に応募する時期は、高校3年生の春や、大学入学直後です。
応募時に必要なものは、良い成績と「大学でやりたいこと」を自分の言葉で表現し、アピールすることです。
奨学金の獲得のために、普段から成績の向上に努めましょう!
6. 奨学金ははやめに探す
予算をたて、奨学金の獲得に必要な能力も備わったあとは、奨学金を探すだけです!
奨学金の募集は高校生のうちから始まってしまうので、なるべくはやめに探すことが本当に重要です!
奨学金の探し方は冒頭のリンクで解説していますので、ぜひお役だてください!